東京電力と東芝、ドローン長距離運用を実現する「ワイヤレス給電システム」を開発

現在、産業用ドローンのほとんどはバッテリー式が主流で、フル充電でも飛行時間は30分程度に限られる。点検や監視業務での運用においては、バッテリー切れによる航続距離の制約や交換作業が大きな課題となっている。こうした課題を解決するため、両社は約7年前からワイヤレスでドローンを充電するポートの開発を開始し、内閣府主導の「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」にも採択されることで、現在も開発が進められている。
今回展示された開発中のシステムは、磁界結合方式を採用したワイヤレス充電技術を用いている。ポートは、ドローンを格納し充電できる離着陸場となる大型ポートと、航路上に設置する小型の中継充電ポート(縦横1m)の2種類があり、これに加え電源装置を開発している。ドローンには機体下部に専用の受電装置を搭載し、ポートに着陸するだけで自動的に充電が行われる仕組みだ。
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