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小型ドローンで福島第一原発を調査へ

東電、小型ドローンで福島第一原発3号機を調査へ 模擬訓練を公開

東京電力は10月1日、福島第一原子力発電所3号機の内部調査に使用する小型ドローンの運用訓練を、報道関係者に公開しました。これは、2037年以降に計画されている溶融燃料(デブリ)取り出し作業に備え、原子炉格納容器の内部状況を把握することを目的とした取り組みの一環です。

模擬施設での飛行テスト

訓練は千葉県柏市の専用施設で実施。施設内には3号機の原子炉格納容器内部が再現されており、作業員が縦12センチ、横13センチ、高さ4センチの小型ドローンを遠隔操作で飛行させました。ドローンは柱や配管の間をすり抜けながら約10分間の連続飛行を行い、内部の撮影も実施しました。

映像から3Dモデルを作成

今後、撮影された映像を基に格納容器内の環境を3Dで再現する計画です。これにより、障害物の位置や経路の把握が可能となり、将来の燃料デブリ取り出し作業に向けた重要な基礎資料となります。

背景:福島第一原発の現状

2011年の原発事故では、炉心溶融(メルトダウン)により1~3号機に合計約880トンのデブリが発生したと推計されています。東電は、まず3号機から回収を開始する方針を掲げており、今回のドローン調査はその第一歩となります。

▼参考記事▼
https://news.yahoo.co.jp

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