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ブリュッセル、リエージュ空港がドローン目撃で一時閉鎖

ブリュッセル、リエージュ空港がドローン目撃で一時閉鎖

— 欧州で相次ぐドローン騒動、国家安全への懸念も —

2025年11月4日夜、ベルギーの主要空港であるブリュッセル空港とリエージュ空港が、ドローンの目撃情報を受けて相次いで閉鎖されました。
この影響で、ブリュッセル航空を中心に多数の便が欠航・迂回を余儀なくされました。

ベルギー航空管制当局(Skeyes)の広報担当クルト・フェルウィリゲン氏によると、
午後8時直前(現地時間)にブリュッセル空港周辺でドローンが確認され、安全確保のため滑走路の閉鎖を決定しました。
約2時間後に一時再開されたものの、再び目撃情報が寄せられ、空港は再度閉鎖されたといいます。

ブリュッセル航空は、15便の出発便が離陸できず、8便が他空港へ迂回したと発表。
貨物拠点として知られるリエージュ空港も同様の理由で閉鎖され、貨物便の運航にも影響が出ました。

軍事基地上空でもドローン確認、国家的警戒強まる

今回の事件は、週末にベルギー国内の軍事基地上空でドローンが飛行していたという報告に続くもの。

テオ・フランケン国防相は公共放送RTBFの取材に対し、
「単なるいたずらではなく、国家を不安定化させる意図を持つプロによる行為の可能性がある」
と述べ、調査の強化を指示しました。

欧州で広がる“ドローンリスク”

ベルギーに限らず、ヨーロッパ各地でドローンによる航空・安全上のトラブルが相次いでいます。

9月にはコペンハーゲン空港が約4時間、オスロ空港が約3時間閉鎖されたほか、
ロシア製ドローンがポーランドやルーマニアの領空に侵入したとされる事例も確認されています。

 

EU当局は、これら一連の事案を「安全保障上の新たな脅威」として注視しており、

各国で空港や軍事施設周辺のドローン対策網(カウンターUAVシステム)の強化が進められています。

▼参考記事▼
https://www.reuters.com/world/brussels-airport-closed-after-reported-sighting-drone-2025-11-04/

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