1. HOME
  2. ニュース
  3. カワサキモータース、ブルガリアのDronamicsと戦略的提携

ニュース

お知らせ

ドローン新着ニュース

カワサキモータース、ブルガリアのDronamicsと戦略的提携

― 航空機用レシプロエンジンで次世代UAV「Black Swan」の社会実装へ ―

2025年9月18日、カワサキモータースはブルガリアの無人航空機(UAV)メーカー Dronamics(ドロナミクス)社 と、航空機用レシプロエンジンの開発および民間用貨物輸送UAVの社会実装に向けた戦略的パートナーシップを締結しました。

カワサキモータースが開発中の航空機用レシプロエンジンを、Dronamics社の主力モデル 「Black Swan」 に搭載し、社会実装・実運用を推進していきます。

Black Swanの特徴
・輸送能力:最大350kgの貨物を積載可能
・航続距離:2,500kmを飛行
・用途:民間貨物輸送、災害救援、緊急物資輸送、消防など

高積載・長距離飛行を両立する機体として、既存の物流インフラを補完する役割が期待されています。

両社の強みを融合
・カワサキモータース
長年培ってきたエンジン開発・製造技術を提供。
航空機用レシプロエンジンにおいて、高性能かつ環境負荷の低い推進システムを実現。
・Dronamics社
UAV設計・製造・運用のノウハウを持ち、欧州を中心に物流ネットワークを展開中。

両社は研究開発から性能試験、Black Swanでの実証実験まで連携し、積載能力・航続距離・速度・コスト効率を高めていきます。

コメント
Dronamics 共同創業者 CTO  コンスタンティン・ランゲノフ氏
「カワサキモータースとの協業は、私たちにとって大きな前進です。
Black Swanに同社のエンジンを搭載できることは光栄であり、日本市場向けの機体開発にも期待しています。」

カワサキモータース 常務執行役員  友森博志氏
「両社の技術融合により、高性能かつ環境に配慮した推進システムを実現します。
UAVのみならず航空分野全体において新たな価値を創出していきます。」

今後の展望
この提携は、日本の産業界と欧州UAVメーカーの連携を強化するもの。
物流分野だけでなく、防災・医療・エネルギーなど幅広い領域での活用が想定されます。

特に、日本市場での社会実装は、災害大国である日本における緊急輸送の即応力強化に直結します。

今後の試験運用や日本版Black Swanの展開が注目されています。

▼参考記事▼
https://drone-journal.impress.co.jp/docs/news/1187747.html

最新記事