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心の区切り、寄り添いながら 水中ドローンで捜索活動 亘理・太見さん /宮城

亘理町でマリンスポーツ施設を営む太見洋介さん(44)は、東日本大震災の津波で行方不明になった人々を捜索する活動を続けている。昨年12月から町内にある中学校の授業の一環で防災マップ作りにも携わり、講師役も務めるなど、活動の幅を広げている。【藤田花】

「不明者家族の力に」

 「自宅を津波で流された人や身近な人を亡くした人にとって、10年間はどのように映ると思いますか」。太見さんは昨年12月、中学生に語りかけた。自身も多賀城市内の自宅を津波で失っていた。被災地に生きる者として復興にどう関わるべきか。2016年、海での行方不明者の捜索を無償で始めた。

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